オキナワシキミ(沖縄樒)

Illicium anisatum var. masa-ogatae


オキナワシキミ1

  • 科名・属名 : シキミ科 シキミ属
     注.APG分類ではマツブサ科(SCHISANDRACEAE)、属名以下同じ

  • 特徴 :
     高さ4〜12mの小高木。
     基本種のシキミに比べ、一般的に葉の幅が狭く、倒披針形〜倒卵状披針形、葉縁がやや肥厚して硬化し、花被片の毛が多いなどとされている。
     しかし、奄美諸島に産する個体は中間的で、基本種と分けない考え方もある。

  • 分布・生育地 :
     沖縄(本島、慶良間諸島) (国外:日本固有)
     山地林内

  • 花期 :   12〜3月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年12月1日  沖縄県国頭郡1
     中・全体2 2014年1月21日    同  上2
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花    同  上
     右下・葉 2015年12月1日    同  上1

  • 撮影記 :
     真冬のヤンバル(山原)の森の中を歩いていると白い花が咲いてるのが目に入った。
     この時期ならヒメサザンカかと思って見るとシキミの花だった。
     本土のシキミに比べると花期が非常に早いので帰って調べると、葉がやや細いというこの花だった。
     沖縄本島や慶良間諸島の固有種とされ、ここでは変種の扱いとしたが、特徴欄に記したように奄美諸島産には中間的な個体もあり、本土のシキミと同一種という考え方を採る図鑑も多い。
     ただ、花期は本土産に比べると3ヶ月程度は早い。

  • 葉

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オキナワシキミ2

花