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 科名・属名 : シクンシ科 ヒルギモドキ属
 特徴 :高さ3〜4mの常緑小高木。
 葉は互生し枝の先端に集まってつき、狭倒卵形〜倒披針形で長さ2.5〜7cm。先は円頭または凹頭、全縁時に波状の小鋸歯がある。質は多肉質でやや光沢があり無毛。
 花は葉腋に総状花序となり、白色で径約1cm、花弁は長楕円形で5個。萼は長楕円状円筒形で緑色、長さ5〜6mm、萼歯は5個で短い。
 果実(核果)は長楕円形で長さ約1.5cm、緑色、萼歯が宿存する。
 分布・生育地 :沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、熱帯アジア、アフリカ(東部)、ミクロネシア、オーストラリア(北部)
 海岸のマングローブ林
 花期 :   3〜7月
 撮影月日・場所 :上・全体 2005年6月12日  沖縄県西表島
 (上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中・花序 2004年10月2日    同  上
 下左・花。下右・葉 2016年7月5日    同  上
 撮影記 :日本のマングローブの構成種の1つであるが、比較的少ないうえにマングローブ林の内陸部に生育するため目立たない。
 熱帯地方では10mを超えるような高さにまで育つようであるが、沖縄はせいぜい3〜4mである。
 西表島の生育地では、オヒルギ林の林縁、イボタクサギに囲まれるように生えていた。
  
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