サイジョウコウホネ(西条河骨)Nuphar japonica var. saijoensis |
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水中に生える多年草。 水上葉は水の上に抜き出て、卵形に近く長さ20〜30cm、幅10〜15cmで、長さが幅の2倍を超えることはない。流水中では葉は水上に出ず、コンブ状の水中葉になる。葉柄は径3〜9mm。 花は水上に長い花柄を伸ばして1花をつけ、花冠は黄色で径3〜5cm、柱頭盤は紅い。萼片は花後緑色が強くなる 本州(中国地方)、九州(北部) 湖、沼、ため池、河川、水路 2013年6月1日 佐賀県 下・花 同 上 コウホネの変種とされ、葉は長卵形というより卵形に近く、葉柄も細いうという違いのほか、柱頭盤が紅いというのが最大の違いである。 コウホネとベニオグラコウホネの交雑(Nuphar x saijoensis)によって生まれたという考え方もある。 最初は広島県で発見されたためサイジョウコウホネ(西条河骨)の和名がつけられているが、その後他の地域でも発見され、この写真は佐賀県のため池で撮影した。 花弁や花柄に黒い点がありレンズを通して見ると、アブラムシが沢山取り付いているようだった。 どの花にもついていたが、できるだけ虫の少ない花を選んで撮影した。 同じ科の仲間の花 |