アツバスミレ(厚葉菫)

Viola mandshurica var. triangularis


アツバスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cm。
     スミレの変種で、葉が厚く、表面の光沢が強い。
     葉は長さ2〜4cm、幅1.5〜2.5cm、幅の広い楕円状卵形〜卵形が普通で、先端は鈍形、鋸歯もまばら。
     花は紅紫色でスミレよりは薄い色のものが多い。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東南部)〜九州の太平洋側
     砂浜、海岸に近い石垣、畑など

  • 花期
  • : 3〜4月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年5月3日 東京都伊豆七島

  • 撮影記

  •  スミレの海岸型の一つで、太平洋側に分布し、日本海側に生えるアナマスミレとは対照的である。
     撮影に訪れた伊豆七島では、花期的には遅かったものの生育場所によって葉の形などに変化が多く、色々なタイプが見られた。

    同じ科の仲間の花