アワガタケスミレ(粟ケ岳菫)

Viola awagatakensis


アワガタケスミレ1

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜10cmの多年草。
     葉は扁三角形で長さ約2cm。表面は光沢があり、葉脈が目立つ。縁には低い鋸歯があり、基部は切形。
     花は淡紫色〜淡赤紫色でナガハシスミレに似て距が長いが、花弁はやや丸みを帯びる。

  • 分布・生育地

  •  本州(山形、福島、新潟県)
     岩場や礫地

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年5月4日 新潟県
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  この花の情報を得て、GWの1日新潟県に向かった。
     この花は以前はナガハシスミレの変種とされていたが、最近独立種として認められた種で、ぜひ見たいものだと思っていた。
     新潟、福島、山形の豪雪地帯に生えるということで、今年の豪雪の影響が気にかかったが、明るい岩場にこの花が群生していた。
     ナガハシスミレとは生育環境が違うなというのが第一印象で、次に基部の切形や葉脈の目立つ葉の違いが目に付いた(一番下に葉のアップ)。
     発見地の粟ヶ岳でも見つからなくなったという貴重なスミレとの出会いに、好天とも相俟って素晴らしいGWになった。

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アワガタケスミレ2

葉