ホコバスミレ(鉾葉菫)

Viola mandshurica var. ikedaeana


ホコバスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cm。
     スミレの変種で、花時の葉は長さ1〜3cm、幅4〜5mmとほこ形で細い。基部はくさび形で鋸歯は低い。
     花は濃紫色〜かすれ気味の紫色で、側弁は有毛が多いが無毛もある。

  • 分布・生育地

  •  本州(栃木県以西)〜九州 山地の草地

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年5月22日 山口県阿武郡

  • 撮影記

  •  ほこ形の葉が特徴のスミレで、本州中部からも見つけられているものの、西日本の500〜600mの高地の日当たりのいい草地に多い。
     関東地方にはないホソバシロスミレを求めて山口県のある山に登った際、登山道際の草地にポツポツとこの花が咲いていた。
     スミレの変種ではあるが、1花の株ばかりであまり多くの花を付けないようだ。

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