フギレキスミレ(斑切黄菫)

Viola brevistipulata subsp. hidakana var. incisa


フギレキスミレ

  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの多年草。
     ケエゾキスミレの変種で、葉に不規則な深い切れ込みがある。鋸歯の切れ込みは変異があり、特に根出葉に特徴が著しい。

  • 分布・生育地 :
     北海道(夕張山地) (国外:日本固有)
     湿り気の多い草地や林縁

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1985年7月7日  北海道夕張岳
     中・群落、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     北海道の夕張岳はユウバリソウで有名な花の山であるが、この花を見るには遅くとも7月上旬に訪れなければならない。
     東京は梅雨の雨だったが、北海道は好天。翌日、朝早くから急な登山道を登ると、登りきった雪の残る沢筋にこの花が群生していた。
     ケエゾキスミレの変形で、葉の切れ込みの典型的なものや、どっちともつかない株も多く判断に迷う。

  • 葉

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フギレキスミレ(群落)

花