フギレオオバキスミレ(斑切大葉黄菫)

viola brevistipulata subsp.brevistipulata var. laciniata


フギレオオバキスミレ1(群落)


  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     オオバキスミレの変種で、葉の縁が不規則な切れ込みがある。
     花は黄色で、フギレキスミレにも似ているが、3個の茎葉のうち1番下の葉が離れて付くので見分けられる。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南西部) (国外:日本固有)
     林縁や谷沿いのやや湿った所

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1(群落) 1991年5月22日  北海道虻田郡
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     積丹半島のあるトンネルを抜けた沢沿いの斜面、黄色のスミレの群落を見つけ近づいてみるとこの花だった。
     葉の縁が不規則に切れている以外はオオバキスミレと同様であるが、オオバキスミレとは混生していない。  北海道の南西部に分布し、ニセコなど積丹半島で見られる黄色いスミレは全てこの花である。
     白色の花もあるらしいが、そのことが新聞記事になるくらい黄色の花のアルビノは珍しいようだ。

  • 葉

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フギレオオバキスミレ2

フギレオオバキスミレ3

花