フイリヒカゲスミレ(斑入日陰菫)Viola yezoensis f.sordida |
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学名は仮称としてハグロスミレを当てた 草丈5〜12cmの多年草。 ヒカゲスミレの品種で、葉の表面がこげ茶色〜黒紫色で裏面が緑色のハグロスミレ(f. sordida)があるが、この花は葉脈に沿って白斑が入る。それ以外は母種との違いはない。 ハグロスミレと同一視されることも多いらしいが、「信州のスミレ」(今井建樹、伊東昭介共著)では、葉脈の白斑が明確になっていることからこの名をつけており、ここはそれに従った。 北海道〜九州 低山地の湿り気の多い半日陰 2011年4月30日 長野県諏訪市 下・葉 同 上 東京都の高尾山にはヒカゲスミレや葉がこげ茶色〜黒紫色になるタカオスミレが多く見られるが、葉脈に白斑の入った葉は見たことがなかった。 長野県諏訪地方のこの林下では、葉に白斑が入るものがほとんどで、まるで別のスミレを見ているようだった。 白い花に地味な葉、名前もヒカゲ(日陰)またはハグロ(葉黒)と控え目な花であるが、葉に白斑が入るだけで園芸種のような趣が感じられた。 同じ科の仲間の花 |