カワギシスミレ(川岸菫)

V. ×taradakensis var. eizalacea


カワギシスミレ1


  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈5cm前後の多年草。
     エイザンスミレマキノスミレの雑種。
     葉は長楕円披針形〜長三角形状披針形で、中裂〜深裂し菊の葉のようになる場合が多いが、ならないものもある。質はやや厚く、表面は暗緑色でやや光沢があり、裏面はやや紫色を帯び、両面無毛であるが、花後の葉は基部にわずかに毛がある。葉柄も花時は無毛、花後にわずかに微毛がでる。
     花数は少なく、花は径1.5cm程度、花弁は淡紅紫色〜紅紫色。側花弁は有毛。距は長さ5〜6mm。花柱上部はほぼ突頭形に近い。

  • 分布・生育地 :
     本州(長野県・東京都) (国外:日本固有)
     山地の林縁・林下

  • 花期 :  4月中旬〜5月上旬

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1999年4月21日  東京都青梅市
     中・全体2 2007年4月15日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花    同  上
     右下・葉  1993年5月1日  長野県岡谷市

  • 撮影記 :
      浜栄助氏の「原色 日本のスミレ」によると、長野県と東京都で見つけられているようで、その両方で見ることができた。
     花つきが悪く、やっと撮影したこの写真も花は少なく、見事に咲いたらしい前年の花とは比較にならない。
     また撮り直ししたい花であるが、登山客の多い山に生えていたもので、今でも残っているかどうか心配である。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
カワギシスミレ2

花