
|
- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属(ミヤマスミレ節)
- 特徴 :
草丈5〜8cmの多年草。
コスミレとスミレの雑種。
花時の葉は、卵状披針形〜長楕円状披針形で、表面は無毛か基部に少し短毛があり、裏面は淡紫色を帯びる。
花は径1.5〜2cm、淡紫色〜紫色で紫条がある。側弁の基部は有毛。
和名はこの花を最初に交配で作り出した望月昇氏からつけられているが、自然にも発生する。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州?(両種の混生地ならどこでも発生の可能性有) (国外:不明) 明るい草地、芝生
- 花期 : 3月(下)〜4月(下)
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2008年4月6日 長崎県対馬 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
昼食のため弁当を広げた芝生、点々とスミレやコスミレが咲いている。
腹八分どころか腹一杯美味しい食事をとった後は、全員で撮影タイムだ。するとコスミレともスミレともつかない変わったスミレが見つかった。
「これは、葉の照りや翼などから見て、コスミレとスミレの雑種のモチヅキスミレではないかと」、同行したスミレで有名な植物写真家Iさんが同定する。
それなら見逃す訳にはと、早速撮影にかかった。1株しかないうえに、風除けの傘があっという間に壊れてしまうような強風で、満足のいく写真とならなかったのが残念だ。
この雑種は交配で作り出された種であるが、「原色日本のスミレ」(浜 栄助著)(誠文堂新光社刊)では自然界でも発生の可能性があると書かれている。
同じ科の仲間の花
|