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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属(ミヤマスミレ節)
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
ヒナスミレとヒカゲスミレの雑種。
葉は卵形〜卵状披針形で、長さ2〜5cm。表面は緑色で、裏面はやや紫色を帯びるものもある。毛は多いものと少ないものがあるが、後から出る葉ほどヒカゲスミレ状の毛が多くなる傾向がある。
花は径約2cm、淡紅紫色〜紅紫色で、花芯部は薄くなる。側弁は有毛。距は太く、紅紫色。
- 分布・生育地 :
本州 山地のやや湿った林下
- 花期 : 4月中旬〜5月中旬
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年4月22日 長野県諏訪郡 中上・全体2 2006年4月29日 同 上 中下・全体3 同 上 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2006年4月22日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ヒナスミレとヒカゲスミレの雑種で、両者の中間的な形態をしている。
写真でも後の方の葉に雑種の特徴であるヒカゲスミレの葉のような陰りが出ている。
前年はもう少し花数が多く付いたようであるが、この年はやや少なかった。
個体数ごく限られた花は、株が残っているか、花付きはどうかなど、実際にこの目で見るまでは安心できない。また年によって花付きは大きく変わり(たいがい良かった年の翌年は花つきが悪い)、ダメだった場合は1年後に期待するしかない。性格的には短気な方と思うが、花と向き合っていると気長にならざるを得ない。

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