リュウキュウコスミレ(琉球小菫)

Viola yedoensis var. pseudojaponica


リュウキュウコスミレ1

  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈10〜20cm。
     葉は群がって出て冬も枯れず、幅の広い三角状披針形(幅1.5〜4cm)のものが多いが、卵形まで変化は多い。
     花は直径1.2〜2.8cm、赤紫色〜白色に近いものもあり、花弁には紫条が多い。側弁は無毛。
     左下の写真のような白花もあり、
     シロバナリュウキュウコスミレ(f. sonoharae)という。

  • 分布・生育地 :
     九州(黒島、屋久島以南)〜沖縄 (国外:日本固有?(台湾?))
     海岸から山地までの路傍、畑、林縁

  • 花期 :   11〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年3月24日  沖縄県石垣島
     中上・全体2 2017年2月24日  鹿児島県徳之島
     中下・花    同  上
     左下・白花 2015年3月26日  沖縄県国頭郡
     (上、中上、左下は拡大写真あり、写真をクリック)
     右下・葉 2004年3月5日  沖縄県島尻郡

  • 撮影記 :
     冬に南西諸島を訪れると、青々した葉のスミレが咲いていてびっくりさせられる。
     本土にあるノジスミレの南方系の変種で、葉が常緑で11月頃から咲き出すらしい。それだけでも南国を感じる。
     南西諸島には他にリュウキュウシロスミレがあって、同じような時期に咲き区別が難しいが、本種は側弁に毛がない。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
リュウキュウコスミレ2

花

シロバナリュウキュウコスミレ