リュウキュウシロスミレ(琉球白菫)

Viola betonicifolia var. oblongosagittata


リュウキュウシロスミレ1

  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈5〜40cm。
     葉は根元に群がってつき、卵状披針形〜長三角状披針形で、花時の葉身は2〜7cm、幅1〜5cm。基部は浅い心形か矢尻形。葉柄は2〜20cm。
     花は長い花柄の先に付き、普通葉よりずっと上で花を咲かせる。
     花冠は直径1.6〜2.8cm、白色〜淡紫色まで変異が多い。側弁は有毛。

  • 分布・生育地 :
     本州(鹿児島、甑島以南)〜沖縄 (国外:日本固有)
     海岸から山地の粘土質の路傍、田の畦

  • 花期 :  12〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     2006年3月20日  沖縄県西表島
     中 1994年3月20日  鹿児島県奄美大島
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花 2015年3月25日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     アリアケスミレの南方型で、特徴は葉よりずっと高い花柄を伸ばし花をつけることである。
     南西諸島ではリュウキュウコスミレとともにごく普通のスミレである。
     花色に変化が多く前種と似たような花もあるが、本種は側弁に毛があることで区別できる。

  • 同じ科の仲間の花
リュウキュウシロスミレ2

花