シロガネスミレ(白金菫)

Viola mandshurica f. hasegawae


シロガネスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜10cmの多年草。
     スミレの白花で、花弁には紫条が残るが、残りかたはいろいろある。
     その他の特徴は、スミレと同じ。
     東京の白金で発見されたため、この和名がつけられている。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  山野の路傍に稀

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年5月3日 群馬県藤岡市
     中・花、下葉  同 上

  • 撮影記

  •  スミレの白花品は、発見された東京都の白金の名をとってこう呼ばれている。紫色の花の白花品は比較的多く発生するものの、この花はごく稀で見たことがなかった。
     4月初め、以前この花があったという地で芽を出したばかりの株を見つけ、そろそろと思ってやってきた。遠目にも白い花が見え、喜び勇んで近づいた。しかし、一見した感じはアリアケスミレに似ている。本当に本種だろうか。
     前日、色々な図鑑や文献を漁りメモしてきた違いをチェックした。アリアケにしては葉が立ち、生育環境もスミレに近い。しかし、葉は三角形でなくアリアケに近い、葉の翼もそれほど目立たない。最後は、過去ここで間違いなく本種の記録があるということで判断したが、100%の自信はない。

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花アップ

葉