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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属(ミヤマスミレ節)
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
エイザンスミレとヒカゲスミレの雑種で比較的よく見かける。
葉は卵状披針形〜披針形で、縁は浅裂や中裂の不規則な鋸歯になり、キク葉状になるものもある。葉の両面には毛が多い。
花は直径2cm程度、花弁は淡紅紫色〜紅紫色が基本であるが、白色に近いものや紅色の強いものまで色々ある。側弁基部は有毛。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:日本固有) 山地の半日陰の湿った所
- 花期 : 4(中)〜5(中)月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1994年4月24日 長野県岡谷市 中上・全体2 2016年4月6日 群馬県甘楽郡 中中・全体3 2016年4月6日 群馬県藤岡市 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2016年4月6日 群馬県甘楽郡 左下・花2 2006年4月29日 長野県諏訪郡 右上・葉1 2016年4月6日 群馬県甘楽郡 右下・葉2 2006年4月29日 長野県諏訪郡
- 撮影記 :
エイザンスミレに近いタイプやヒカゲスミレに近いタイプまで変異は大きく、上と中上の写真の株はヒカゲスミレに近いタイプで、中下はエイザンスミレに近いタイプである。
撮影した岡谷市のこの谷はカワギシスミレの発見地であったが、カワギシスミレは花をつけていなかった。
ひところ雑種のスミレに熱中して探した時期もあったが、なかなか新しく出会えるものがなく縁遠くなっていた。
20年以上ぶりに群馬県で出会い、ヒカゲに近いものとエイザンに近いものを同じ日に両方見ることができた。


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