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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈4〜5cm程度の多年草。
葉は扁三角形で長さ、幅とも1cm以下。基部は切形〜浅い心形、縁はやや粗い波状の鋸歯があり、質はやや厚い。
花は淡紫色〜淡青紫色、草丈の割りには大きく径1〜1.5cm。
- 分布・生育地 :
九州(屋久島) (国外:日本固有) 高所の林縁
- 花期 : 5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2016年5月18日 鹿児島県屋久島 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
屋久島の高所、登山道脇に淡い青紫色のスミレが花をつけていた。
草丈は5cmに満たないにもかかわらず、花は比較的大きくて1〜1.5cm近くあり、重たそうだった。
屋久島では何種かスミレが記録されているが、高所にしかないスミレはこの種を含め3種あり、いずれも個体数は少なく簡単には見られない。
この花、当初タチツボスミレの変種(var. )として記載されたが、その後品種(f. )に変更された。最近ではコタチツボスミレと同一種という整理をされる場合も多い。
しかし、遺伝子的にはコタチツボスミレと変わらないのかもしれないが、屋久島の低地にはなく標高1500mあたりから上にしか見られないこと、屋久島では矮小型が変種や品種とされる例が多いことから、個人的には分けても良いのではないかと思う。
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