エゾノギシギシ(蝦夷の羊蹄)

Rumex obtusifolius


エゾノギシギシ1

  • 科名・属名
  • : タデ科 ギシギシ属

  • 特徴

  •  草丈50〜130cmの多年草。帰化。
     茎は直立して硬く上部で枝を分け、葉柄などとともに紫褐色を帯びることが多い。
     葉は卵状長楕円形〜長楕円形で、長さ15〜25cm、幅8〜12cm。縁は波打ち、裏面には硬い毛があり、根生葉や下部の葉の基部はくびれて、長い柄がある。
     花は茎の先に総状花序となり、小さい花が輪生状多数つく。花には雄花と雌花がある。
     花被片は内、外3個づつあり、内花被片は三角状卵形で、縁に刺状歯があり、中央のこぶ状突起は大きい。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ原産) 北海道〜九州
     原野、林縁、道端

  • 花期
  • : 6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年7月4日 東京都高尾山
     中 2009年6月14日 東京都日野市
     下・果実   同 上

  • 撮影記

  •  以前アップしていた花は、翼状になった内花被片の形や刺などを確認しておらず、宿題としていた。
     そのつもりでギシギシの花を見つけるたびにチェックしていくと、翼状の縁に刺のる本種や、小さな歯牙のあるギシギシ、縁が全縁のナガバギシギシなど、一見すると同じように見える花でも違うことがわかり面白くなった。

    同じ科の仲間の花
エゾノギシギシ2

果実