コギシギシ(小羊蹄)

Rumex nipponicus


コギシギシ1

  • 科名・属名
  • : タデ科 ギシギシ属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     茎は直立するが、全体に小さい。
     葉は長楕円状披針形〜披針形で、長さ6〜11cm。縁は波状縁で、基部は円形、下部の葉には長い柄がある。
     花は茎の先に円錐状に総状花序となり、輪生状に緑色の花がまばらにつく。
     花後花被片は翼状になり、卵形で縁に刺がある。中央のこぶ状突起は長卵形。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州  原野、荒地

  • 花期
  • : 5〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年8月24日 栃木県渡良瀬遊水地
     中 2011年6月8日 群馬県藤岡市
     下・果実   同 上

  • 撮影記

  •  初めて訪れた渡良瀬遊水地、この地の植物を研究されているOさんの案内で回った。
     暑い夏の日、いろいろな植物に出会えたが、最後の方に出会ったこの花、暑さによる疲れもあって、大事な内花被片の形を撮影し損ねた。

     何とかはっきりわかる果実を撮影し、リベンジをと思っていたが、出会う機会がなかった。
     2011年、花仲間の案内で群馬県の休耕田を訪れると、小さな田にもかかわらず、この花やサナエタデウラジロサナエタデなどタデ科の多くの花が見られた。
     今度は果実をしっかり観察し、縁の刺、長卵形のこぶ状突起を確認して撮影した。

    同じ科の仲間の花
コギシギシ2

果実