オオサクラタデ(大桜蓼)

Persicaria glabra


オオサクラタデ

  • 科名・属名
  • : タデ科 イヌタデ属

  • 特徴

  •  草丈1mになる1年草。
     茎は5〜10mmと太く、無毛。
     葉は互生し、披針状長楕円形〜線状披針形で、長さ10〜25cm、幅2〜5cm。両端は長く尖り、腺点がある。托葉鞘は筒形で、長さ2〜3cm、無毛。
     花は穂状の総状花序となって密に花をつけ、花被は紅色で長さ約2.5mm、5裂する。

  • 分布・生育地

  •  九州(奄美大島以南)〜沖縄  水辺、湿地

  • 花期
  • : 10〜4月?

  • 撮影月日・場所

  •  2006年12月1日 沖縄県大東島
     下 2006年12月2日    同 上

  • 撮影記

  •  固有種のタデ科の花を探しに出かけた大東島、最初に目に付いたのがこの花で、水辺の湿地に群落を作り咲いていた。
     和名は大きいサクラタデの意味であるが、写真でもわかるように特にサクラタデに似ているわけでもない。
     南西諸島で見られるピンクの花の大きなタデはこの花が多く、図鑑で見ると奄美大島以南に分布するようである。
     別の湿地では、この島の特産種であるアラゲタデとともに大群落を作っていた。

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花