シマヒメタデ(島姫蓼)

Persicaria kawagoeana


シマヒメタデ

  • 科名・属名
  • : タデ科 イヌタデ属

  • 特徴

  •  草丈30〜40cmの1年草。
     茎は下部は地を這い、上部は直立し、普通赤褐色となる。
     葉は互生し、線状披針形〜線形で、長さ2.5〜9cm、幅4〜8mm。先は鋭頭または鋭尖頭で、両面に伏毛が散生し、中央部には暗紫色の斑紋がある。
     托葉鞘は筒形で、長さ5〜13mm、縁毛はやや長い。
     花は茎頂か葉腋に穂状で長さ2.5〜4cmの総状花序となり、緑紅色の小さな花を多数つける。
     そう果はレンズ形、黒褐色で光沢がある。
     別名 フトボヌカボタデ

  • 分布・生育地

  •  九州〜沖縄   湿地、水辺

  • 花期
  • : 8〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月5日 沖縄県西表島
     中・花 2009年12月19日   同 上
     下左・托葉鞘、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  以前撮影した時は全体の姿だけで、托葉鞘など肝心の部分は撮影していなかった。その後何度か訪れたが、除草剤を撒かれていて花は見られなかった。
     冬に訪れた時、ひょっとしたらと小川の上流部まで辿ってみると、予想通り小さな群落が見つかった。
     時間はたっぷりある。花も葉も、そして肝心の托葉鞘、縁毛もしっかり撮影した。
     八重山諸島ではケタデ(リュウキュウタデ)ナツノウナギツカミは、湿地や水田脇で見かけることがあるが、この花の方はあまり多くないような気がする。



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