キダチコミカンソウ(木立小蜜柑草)

Phyllaanthus amarus


キダチコミカンソウ

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 コミカンソウ属

  • 特徴

  •  草丈60cm程度の1年草。帰化。
     茎は直立し、緑色でまばらに分枝する。
     葉は互生し、楕円形〜狭卵形で長さ1cm、複葉のようにみえる。夜は閉じる。
     花は葉腋に下向きにつき、淡緑色、雌雄異花。花被片は5個。
     コミカンソウに似るが、花被片の数が少なく、果実の表面は平滑であることが相違点。

  • 分布・生育地

  •  帰化(熱帯アジア原産)沖縄
     道端、荒地、畑

  • 花期
  • : 1年中?

  • 撮影月日・場所

  •  2005年11月4日 沖縄県石垣島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  コミカンソウそっくりの帰化植物で、写真でもわかるように果実の表面が平滑で、コミカンソウのように突起がない。
     石垣島の道端でナガエコミカンソウに混じって咲いていたが、コミカンソウとばかり思っていた。帰って調べて初めて違うことがわかった。石垣島や大東島に帰化しているとのことだ。
     帰化植物に限らずいつも見慣れた植物でも、変わった場所で見かけたらよく観察し押さえに1カットでも撮っておくと、あとで思わぬ発見のあることが多い。

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果実アップ