オガサワラコミカンソウ(小笠原小蜜柑草)

phyllanthus debilis


オガサワラコミカンソウ

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 コミカンソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜70cmの1年草。帰化。
     茎の下部は時に木質化し、分枝して5〜10cmの枝を広げる。
     葉は楕円形で長さ0.8〜2cm、幅0.2〜0.5cm。
     花は雄花と雌花があり、雄花は萼片6個で長さ0.5〜0.6mm、雄しべは3個。雌花は萼片6個で長さ1.2〜1.5mm。
     刮ハは広卵形で径約2〜2.2mm。赤褐色に熟し、表面は平滑。
     キダチコミカンソウに似ているが、キダチの萼片が5個に対し、本種は6個。

  • 分布・生育地

  •  帰化(インド原産?)
     奄美、沖縄  路傍、荒地

  • 花期
  • : 1年中?

  • 撮影月日・場所

  •  2006年12月2日 沖縄県北大東島
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  事前の情報収集で、この島にこの花があるのを知った。もちろん帰化であるが、何が特徴なのかよくわからなかった。
     島を歩くとコミカンソウが所々で見られる。葉をひっくり返して見ると花や実が付いている。実は緑色、平滑でコミカンソウとは違う。しかし、同じように沖縄に帰化しているキダチコミカンソウとの違いがわからなかった。
     花や果実を撮影し帰って調べると、キダチの萼は5個、本種は6個の違いがあり、間違いなく本種だった。

    同じ科の仲間の花
果実

花