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- 科名・属名 : ツバキ科 ツバキ属
- 特徴 :
高さ2〜6mの常緑小高木。
樹皮は灰白色〜灰褐色で、若枝や葉柄には粗毛や長軟毛がある。
葉は互生し、長楕円形〜卵状長楕円形で、長さ4〜8cm。質は革質でやや厚く光沢があり、先は鈍形または凸形、縁は鈍鋸歯縁、両面とも主脈に短毛がある。
花は枝先につき、白色で径5〜8cm。花弁は5(〜7)個、狭楕円形〜卵状楕円形で平開する。
果実(刮ハ)は球形で、径1.5〜1.8cm、中に3個の種子が入る。
- 分布・生育地 :
本州(山口県)、四国(南部)、九州、沖縄 (国外:日本固有) 山地の林縁、林縁
- 花期 : 10〜12月
- 撮影月日・場所 :
2015年11月3日 佐賀県黒髪山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上 2012年11月6日 鹿児島県南さつま市 中下・花1 2015年11月3日 佐賀県黒髪山 下左・花、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
南国鹿児島といえどもさすがに11月ともなると道端の花も少なく、ノマアザミやヤマヒヨドリなどのキク科の花が見られるくらいだ。
バスの時間には大分余裕があるので何かないかなと探しながら歩いていると、林道際に白いサザンカの花が咲いているのが目に入った。
庭に植えられているのをよく目にするが、自生となると本州(山口県)より南の地域でしか見ることができない。
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