
|
- 科名・属名 : ウマノスズクサ科 カンアオイ属
注.APG分類では、学名(Asarum sakawanum var. stellatum)
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
葉は楕円形〜広卵形で長さ6〜10cm、幅4〜7cm。質はやや厚くて雲紋があり、表面脈上と縁に短毛がある。
花は萼片が花弁化し、下半部が合着して萼筒になり、萼筒は半球形で、長さ、径とも約1cm、萼筒の上部が著しくくびれ、内側には隆起した縦襞が18本ある。萼裂片は卵状長楕円形で、裂片の先が尾状に伸び、先は鈍頭、暗紫色で縁は白色または淡黄色に彩られ、基部にはしわ状に隆起した襞がある。花柱は6個で円柱状、雄しべは12個、内外2列に並び、雄しべの外側には退化花弁は3個ある。
- 分布・生育地 :
四国(高知県南西部) (国外:日本固有) 低山の林下
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1994年5月2日 高知県 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
カンアオイ類は花は地味であるものの、葉の模様が美しいことから園芸的に人気が高く、盗掘による減少が著しい。
葉だけでなく花も魅力的な種はもっと悲惨な目にあっている。
この種も高知県南西部の限られた地域にのみ分布し、萼裂片の非常に長いオナガカンアオイや、少し短いサカワサイシンとの中間的な形態をしており、地理的連続性が考えられている。
しかし、十分な調査ができないうちに盗掘により自生株が消えてしまいそうである。
ただ幸いなことに、この写真を撮影した場所にはまだ多くの株が見られた。

同じ科の仲間の花
|