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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum trigynum)
- 特徴 :
葉の長さ6〜10cmの多年草。
葉は卵形〜卵状三角形で、長さ6〜10cm、幅4〜8cm。先は鋭頭、基部は深い心形。表面は光沢がなく、雲紋が入ることが多く、縁に短毛を散生する。
花は淡紫褐色〜淡緑色など変化が多く、萼筒は短筒形〜コップ形、長さ1〜1.2cm、径2〜2.5cm。萼裂片は卵状三角形で長さ5〜8mm。雄しべは6個、花柱は3個。
- 分布・生育地 :
鹿児島県(甑島) (国外:日本固有) 山地の林下
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
2013年5月1日 鹿児島県 中、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
鹿児島県の甑島に特産するこのカンアオイ、存在は前から知っていた。
しかし、不便な島のうえ簡単に見つかる花でもないようなので、出かけるのをためらっていた。
何とか花を撮影したいと情報を集め、目途が立ったのでGW訪れたが、朝早く東京を出て夕方やっと島にたどりつくような不便な島だった。
翌日、島内のある林下に出かけると、カンアオイの葉が点々と見られた。
この島には、キンチャクアオイも見られたが、花の形が違うのですぐにわかった。
図鑑では葉や花はツクシアオイに似ていると書かれていたが、花色が淡紫褐色や肌色、淡緑色をしたものまで色々あるところは同じで、どれがこの花の本来の色かはっきりしなかった。
ただ、花は似ているものの、雄しべが6個、花柱が3個と、半分の数になっているのは壊れた花で確認できた。
ただ、故障で代えたスキャナーの性能が悪いため、色が飛んでいたりして、本来の色が出ていないのは残念だ。
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