|
- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum costatum)
- 特徴 :
葉は卵形楕円状〜卵状三角形、長さ8〜15cm、幅6〜11cmの多年草。
先は尖り基部は心形、ときに基部両側は耳状に張り出す。表面は暗緑色で光沢があり、雲紋が多く、表・裏面の中央脈上と縁に毛がある。
花は淡紫褐色、萼筒は筒形で長さ1〜1.5cm、径0.8〜1.3cm、上部が著しく括れる。萼筒内片は縦襞のみが発達するが、低くて目立たない。萼裂片は広卵形で鈍頭、長さ1〜1.5cm、汚紅紫色で縁は白色。雄しべは12個、花柱は6個、花柱の周りに棍棒状の3個の退化花弁がある。
- 分布・生育地 :
四国(高知県南東部) (国外:日本固有) 林下
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
1994年5月1日 高知県 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 同 上
- 撮影記 :
高知県南東部に分布している。現地で見た限りでは比較的海に近い樹林下に多く生育しているような気がする。
高知県はカンアオイの種類が多く、もう十年近く前、GWに高知県の東から西まで色々な種類のカンアオイを見て歩いたことがある。
県西部でホシザキカンアオイを見、最後に宮崎にわたりオナガカンアオイを見たが、萼片の長さが段々長くなっていって種間の連続性を感じた。
同じ科の仲間の花
|