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- 科名・属名 : ユキノシタ科 アジサイ属
注.APG分類V・Wでは、アジサイ科(HYDRANGEACEAE)、アジサイ属、学名(Hortensia cuspidata f. yezoensis)
- 特徴 :
高さ1〜2mの落葉低木。
葉は対生し、広楕円形〜卵状広楕円形で、長さ10〜17cm、幅5〜10cm。先は尾状鋭尖頭で、縁には粗く鋭い鋸歯がある。
花は枝先に10〜17cmの散房花序になり、小さくて多数の両性花と、装飾花からなる。装飾花は径3〜4cm、鮮やかな青紫色、時に淡紅色、白色になる。萼片は菱状円形で淡青色。
果実(刮ハ)は長さ5〜7mm。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(北陸、福島県以北) (国外:日本固有) 多雪地帯の山地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年7月22日 山形県月山山麓 中上・全体2 2018年6月24日 新潟県南魚沼市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 2003年6月7日 福井県三方郡 中下・花 2017年7月13日 岐阜県大野郡 左下・果実 2020年8月12日 福島県南会津郡 右上・葉(表) 同 上 右下・葉(裏) 2018年6月24日 新潟県南魚沼市
- 撮影記 :
月山のあまり利用されていない下山道、7月も下旬というのに雪渓は大きく、雪に足を取られながらやっと下りきり、車通りの多い車道に出た。
もうお終いと仕舞いこんでいた撮影道具だったが、道端に咲いていたアジサイの淡青紫色に魅せられた。
他の仲間は白色のものが多いが、この花は淡青紫色が多く、時々ハッとするような澄んだ色に出会う。フィルムでは見た目どおり再現できないのが残念だ。
ガクアジサイやタマアジサイが太平洋岸に分布するのに対し、この花は北海道〜本州日本海側を中心に分布している。
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