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- 科名・属名 :
ユキノシタ科 ウメバチソウ属 注.APG分類ではニシキギ科(CELASTRACEAE)
- 特徴 :
草丈15〜30cmの多年草。
短い根茎があり、3〜8個の花茎と根出葉を束生する。
根出葉は広卵形、長さ幅とも1.5〜4cm。先は円形で基部は深い心形。茎葉は花茎に4〜6個をつけき、円心形で多少茎を抱く。
花は茎頂に1個つき、径2〜2.5cm、花弁は5個、白色、卵形で長さ9〜12mm。縁は糸状に細かく裂け、基部は急に細まり、斜開または平開する。裂開直前の葯は灰白色。
果実(刮ハ)は長さ6〜7mm。
- 分布・生育地 :
本州、四国、九州 (国外:中国(西部)、インド(北部)) 山地の谷沿いの湿地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1986年9月28日 神奈川県丹沢 中・全体2 2014年9月14日 大分県玖珠郡 中下・全体3 2018年8月25日 広島県山県郡 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2017年9月15日 神奈川県箱根 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ウメバチソウの仲間で、葉の形やつき方を見るとよく似ている。
花弁の縁が細かく裂けた様子を白い髭に見立て和名がつけられている。
谷沿いの暗い湿った場所に多く、池のまわりの湿地などでも見かける。
日本海側には本種によく似て全体に大きいオオシラヒゲソウがある。
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