ヤマシロネコノメ(山城猫の目)

Chrysosplenium pseudopilosum var. divaricatistylosum


ヤマシロネコノメ1

  • 科名・属名 : ユキノシタ科 ネコノメソウ属

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     トウノウネコノメの変種。
     根出葉は扇円形で長さ5〜15mm、縁には円い鋸歯がある。
     花は直径5mm程度で花弁がなく、萼裂片は直立し黄色で先は円い。
     雄しべと花柱が萼片から飛び出る。裂開前の葯は黄色。

  • 分布・生育地 :
     本州(京都府) (国外:日本固有)
     山地の谷沿いの湿った所

  • 花期 :   3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年3月20日  京都府年
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     そんなに深い山でもなく、ネコノメソウが生育する場所といえば想像ができるし、簡単にみつかるだろうと出かけた山は、思ったよりわかりにくい山だった。
     途方にくれかけた時出会った地元の方の案内でやっと現地に辿りついた。
     沢の両側の岩上を黄色く染め、びっしりと咲く花は感動ものだった。
     近年、京都府から知られた花で、コガネネコノメソウに似ているが、雄しべや花柱が萼片より飛び出ており、トウノウネコノメに似た感じである。

  • 葉

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ヤマシロネコノメ2

花1

花2