オオシラタマホシクサ(大白玉星草)

Eriocaulon sexangulare


オオシラタマホシクサ1

  • 科名・属名 : ホシクサ科 ホシクサ属

  • 特徴 :
     草丈10〜40cmの多年草。
     茎はなく、葉は束生し、線形披針形で長さ7〜30cm、幅3〜12mm。先は次第に狭まり、13〜17脈があり格子状になる。
     頭花は球茎〜卵状球形、径4〜6mm。総苞片は卵状円形で頭花より短い。花床は無毛。花苞は倒卵形、長さ、幅とも長さ約2.5mm。雄花の花弁は3個、長さ約2mm、下部は筒状に合着し、裂片の上部に短毛があるが黒腺はない。雄しべは6個、葯は黒色で円形。萼は2個で合着してコップ状になる。雌花の花弁は3個、離生し、線形で長さ約2mm、縁に白色の長毛が散生し、上部に短毛はあるが黒腺はない。萼片は2個、離生し、舟形になり背部に翼がある。
     果実(刮ハ)は3室。種子は広倒卵形で、長さ約0.7mm、表面にT字状の突起がある。

  • 分布・生育地 :
     沖縄(沖縄島、石垣島、西表島) (国外:中国、台湾、フィリピン、インドシナ〜インド)
     湿地

  • 花期 :   4〜10月?

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年7月12日  沖縄県西表島
     中上・全体2 2019年5月8日    同  上
     中中・全体3、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     西表島のある滝、有名な観光コース1つで、滑滝がありその川岸は岩が削られ小さな水溜りがいくつもできている。
     そんな水溜りは湿地と同じ条件になるのだろうか、ミカワタヌキモやこの花など、湿地に生える植物が生えていた。
     一つ一つの花は小さいが、多数集まって株を作るので、結構絵になる。
     東海地方に分布するシラタマホシクサと名前はよく似ているが、格別に大きいわけではない。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
オオシラタマホシクサ2

オオシラタマホシクサ3

花1

花2