コウライシバ(高麗芝)

Zoysia tenuifolia


コウライシバ1

  • 科名・属名 : イネ科 シバ属
     注.APG分類では、学名(Z. pacifica)

  • 特徴 :
     草丈7〜20cmの多年草。
     根茎は細くて硬く、長く這って伸び、節から稈を出す。
     葉は糸状で強く内巻し、長さ2〜5cm、幅0.5〜1mm。質はやや硬く、葉鞘口に長毛がある。
     花序は穂状で円柱形、長さ1〜4cm、径2〜4mm。小穂は幅約0.8mm、第1包類は発達せず、第2包類は広披針形でやや鋭頭、長さ2.5〜3mm、幅約0.7mm、護頴は披針形。

  • 分布・生育地 :
     九州、沖縄、小笠原 (国外:朝鮮(済州島)、台湾、中国(南部)〜東南アジア)
     海岸

  • 花期 :   5〜12月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2015年12月1日  沖縄県糸満市
     中・全体2、下・花序    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     隆起珊瑚礁の海岸、季節ごとに多くの海岸植物が見られ、この時期はモクビャッコウウコンイソマツが咲き残りっていた。
     少し平らな岩の上にシバが群生し、花穂をあげ小さな花をつけていた。
     コウライシバという種類で、特徴は葉が細く、強く内巻し糸状になることで、ゴルフ場のグリーンに植えられえていることもある。
     ただ、これは植えられているもので、日本での自生は九州や沖縄、小笠原諸島である。

  • 同じ科の仲間の花
コウライシバ2

花序・小穂