クロイワザサ(黒岩笹)

Thuarea involuta


クロイワザサ

  • 科名・属名 : イネ科 クロイワザサ属

  • 特徴 :
     長さ1mになる多年草。
     茎は匍匐し、節から根を出し、先は直立〜斜上し、高さ10cm程度になる。
     葉は披針形〜線状長楕円形で扁平、長さ1〜8cm、幅2.5〜10mm。先は鋭頭で鮮緑色、無毛か絹毛がある。葉鞘は広く、絹毛がある。葉舌は切形、長さ約5mm、先には短毛がある。
     花は単一の総からなり、長さ1〜2cm、片側にのみ小穂をつける。小穂は楕円形、長さ4.4〜4.9mm。
     総の基部に雌性または両性小穂をつけ、上部に雄性小穂をつける。開花後雄性花序をつけた花軸は両性小穂の上に覆いかぶさるように湾曲するため、両性小穂は耐水性のあるカプセルに包まれたようになる。

  • 分布・生育地 :
     沖縄、小笠原諸島 (国外:台湾、中国(南部)、旧世界の熱帯域)
     海岸の砂地

  • 花期 :  8〜12月(一年中?)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2005年11月4日  沖縄県石垣島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)<
     下・花序 2015年10月7日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     沖縄の海岸というとエメラルドグリーンの海と白い砂浜というイメージが真っ先に浮かぶ。実際には隆起珊瑚礁の岩場の海岸も多いのだが。
     海の色に目を奪われがちだが、砂浜には紅紫色の花のグンバイヒルガオや黄色のハマアズキなど、本土の浜では見られない植物も多い。
     そんな中、砂浜の上を這い、ササのような葉をつけたこの植物も地味な花をつけている。
     気づきにくいだけに踏みつけにあっていることが多く、かわいそうな花である。

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花序