ミノボロスゲ(蓑襤褸菅)

Carex albata



  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 スゲ属(ミノボロスゲ節)
     注.APG分類では学名(Carex nubigena subsp. albata)

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの多年草
     根茎は短く、叢生する。
     茎は鋭い3稜があってざらつく。
     葉は線形で、幅2〜3mm、濃緑色で有花茎より短い。
     花は有花茎の先に3〜5cmの卵状円柱形の花序を作り、小穂を密につける。小穂は雌雄性、上方に雄花、下方に雌花をつけ、卵円形で長さ5〜8mm、淡緑白色。雌鱗片は卵状楕円形で円頭、中肋の両側は栗褐色を帯び、縁は幅広く白膜質。
     果胞は卵状披針形〜三角状披針形で、長さ4〜5mm。翼は狭く、中部以上がざらつき、基部はやや海綿状に肥厚し、やや長い嘴となる。
     痩果は卵円形で長さ約1.3mm。柱頭は2岐する。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中部、関東以北)、四国 (国外:南千島)
     山地の湿った路傍、草地、湿地

  • 果(花)期 :  5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年7月13日  群馬県尾瀬
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花序(小穂) 2015年8月24日  群馬県赤城山

  • 撮影記 :
     尾瀬でも赤城山でも、登山道際や草地の縁で長い花茎を斜めに伸ばし、先に花序をぶら下げていた。
     平地に生えるミコシガヤに似ているが、この花は平地ではなく山地に生えるため、混生することはないようだ。
     カヤツリグサ科は敬遠していたが、興味を持って眺めると、それなりに面白さがある。痩果の写真を撮るようになったらもっと面白くなるようだが。

  • 同じ科の仲間の花
花序(小穂)