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- 科名・属名 :
カヤツリグサ科 ミカヅキグサ属
- 特徴 :
草丈15〜30cmの多年草。
稈はやや疎らに叢生し、やや太く直立する。
葉は幅約2mm。
小穂は2〜3個ずつ集まってやや疎な散房花序を作り、楕円状披針形、長さ5〜6mm。
果実は狭長楕円形で長さ2〜2.5mm、嘴は細い円錐形、柱頭は2個。刺針状花被片は6本で果実よりやや長く、下向きの小刺がある。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜本州(兵庫県氷ノ山以東) (国外:日本固有) 高層湿原
- 果(花)期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年7月24日 群馬県尾瀬ヶ原 中・全体2、下・小穂 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
この年の尾瀬は猛暑と少雨で、本来ならまだ咲いているはずのニッコウキスゲの花はも全く見られず、多くの小さな水溜りも干上がっていた。
目的のスゲの仲間も枯れかかっている種類が多く、尾瀬とは思えないような暑さの中、ただひたすら湿原を見ながら木道を歩いた。
やっと枯れていないこの植物が出てきて、登山客の迷惑ならないよう木道の縁でカメラを構えた。
側には同じ属のミカズキグサも花(小穂)をつけていた。
同じ科の仲間の花
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