ヤチスゲ(谷地菅)

Carex limosa


ヤチスゲ

  • 科名・属名 :
     カヤツリグサ科 ヤチスゲ属(ヤチスゲ節)

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの多年草。
     根茎は長く這い、疎生する。
     葉は線形で幅1〜2.5mm、粉緑色を帯びる。
     頂小穂は雄性、線形で直立し、長さ2〜3cm。側小穂は雌性で1〜2個つき、長さ1〜2cm、長い柄があって下垂する。
     雌鱗片は卵形で濃褐色、鋭頭または短い芒状、多少光沢があり、果胞より少し長く果胞を覆う。
     果胞は楕円形で扁平な3稜形、厚い洋紙質、長さ3.5〜4mm、灰青色で脈や細かい乳頭状突起が密にある。嘴は極めて短く、柱頭は3岐。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(近畿地方以北) (国外:サハリン、千島、朝鮮北部など極北地域に広く分布
     高層湿原

  • 果期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年6月24日  栃木県日光戦場ヶ原
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・雌小穂    同  上

  • 撮影記 :
     ニッコウナツグミは名前の付けられた日光で撮影したいと、戦場ヶ原に出かけた。
     しかし、この年春から初夏にかけて高温が続き、目的のグミはほとんど終わり、絵になる写真は写せなかった。
     ただ、最近撮り始めたスゲの仲間が湿原に多数あり、目的の花は期待外れだったものの、それなりに楽しい花見ができた。
     谷地坊主を作るオオアゼスゲが目立ったが、長い柄があって雌小穂が下垂するこのスゲも、似た形のものがないだけにすぐに気がついた。

  • 同じ科の仲間の花
雌小穂