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- 科名・属名 : オモダカ科 サジオモダカ属
- 特徴 :
草丈(花茎)30〜80cmの抽水性の多年草。
茎は直立し、短くて太く肥大する。
葉身は長楕円形〜長卵形、長さ5〜20cm、幅3〜12cm。先は鋭頭、基部は切形かやや心形で、葉柄との境は明瞭。葉柄は長さ6〜40cm。
花は長さ30〜80cmの花茎に数個の枝を輪生し、その枝から長さ1〜2cmの花柄を伸ばしてつく。花弁は3個、白色〜淡い桃色、広倒卵形で長さ2.5〜3mm。葯は黄色。萼片は3個、卵円形で長さ約2mm。
果実(痩果)は扁平な倒卵形で、長さ1.5〜2mm。背部に普通3稜があり、その間に2個の浅い溝がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中部以北) (国外:東アジア) 湖沼、ため池、水田、水路
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年7月14日 茨城県 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
北日本を中心に分布するこの花、千葉県で記録を基に探したが、ヘラオモダカばかりでこの花を見つけることはできなかった。
ヘラオモダカの葉の基部が葉柄に流れて葉柄との境が明確でないのに対し、この花でははっきりとした境がある。
ある方から茨城県に自生地の話を聞き、午後に花を咲かせる1日花なので、昼過ぎに現地に着くように出かけたが花は全く咲いていなかった。
午後というのはもっと遅い時間かもと、木陰で暑さを凌ぎながら30分おきにチェックに出かけた。
1時でも2時でも花は全く咲かない。いくら何でも遅すぎると思い始めた2時半、暑さにへばりながら行ってみると、先ほどの状態がうそのように淡いピンクの花が咲き揃っていてびっくりした。
オモダカは午前中も咲いているが、他の仲間は昼頃にならないと咲かないものが多いようだ。
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