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- 科名・属名 : ラン科 ツレサギソウ属
注.APGV分類では、学名(P. mandarinorum subsp. mandarinorum var. macrocentron)
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。
葉は4〜6個つき、葉身は広線形〜線状長楕円形、長さ7〜12cm。
花はやや疎らに15個程度つき、白緑色〜黄緑色。背萼片は広卵形〜円形、長さ3.5〜5.5mm、幅3.5〜6mm。側萼片は長さ約5.5mm、側花弁は側萼片とほぼ同高。唇弁は下垂し、距は長さ11〜18mm、著しく上を向く。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(山東半島)) 冷温帯の明るい草原、湿地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2010年7月4日 徳島県三好市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序1 1995年6月18日 千葉県山武郡 左下・花序2 2010年7月4日 徳島県三好市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ヤマサギソウの変種とされ、距が上に跳ね上がることと、背萼片はほぼ円形に近いこと、側花弁と背萼片ととほぼ同じ高さになることなどが違いとされている。
千葉県のある湿地では、距が上に跳ね上がるこの花と横に伸びる花と両方咲いていた。現地の案内ではヤマサギソウとされていたが。
ハシナガヤマサギソウとヤマサギソウとともに同じ亜種内の変種の扱いであるが、千葉の湿地で見たように区別できない個体もあり、分類はまだ決着したとは言えないようだ。
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