ナガバノキソチドリ(長葉の木曽千鳥)

Platanthera mandarinorum subsp. ophrydioides var. monophylla forma australis


ナガバノキソチドリ1

  • 科名・属名 : ラン科 ツレサギソウ属
     注.APG分類では、学名(P. ophrydioides var. monophylla f. australis)、他に(P. ophrydioides var. australis)の考え方もある

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     葉は数個やや疎らにつき、最下の葉は広線形〜線形、長さ3.5〜5.5cm、幅1〜2cm。
     花は茎頂に5〜15個が総状につき、淡黄緑色で下向きに咲く。背萼片は披針形、側萼片は線状披針形、側花弁は斜卵形。唇弁は広い線形、長さ6〜10mm。  キソチドリの変種で、葉が細長くなる点が異なるが、葉の幅は個体差が大きい。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方南部)〜九州 (国外:日本固有)
     亜高山帯樹林下

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2003年8月3日  長野県木曽郡
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     キソチドリの品種(変種?)で葉の細い所が相違点で、写真でも葉の細いことがよくわかる。
     長野県の木曽谷にヤクシマヒメアリドオシランを撮影に行った際、林道脇に点々と咲いていた。
     こんな場所で見られるとは思っていなかったので、大喜びして撮影した。花期は少し早めだった。

  • 葉

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ナガバノキソチドリ2

花