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- 科名・属名 : ラン科 ショウキラン属
- 特徴 :
草丈10〜25cmの菌従属栄養植物。
茎は太く、半円形の鱗片葉がある。
花は茎頂にやや疎らにつき、横向きに咲き、淡黄色。萼片は広楕円形で鈍頭、長さ約2cm、幅約1cm、やや開出する。側花弁は萼片よりやや短く、前方へ突き出す。唇弁は萼片と同長、舷部はやや台形、内面中央に細かい突起があり、赤褐色の斑紋がある。距は前方に曲がって突き出す。
キバナノショウキランによく似ているが、萼片がやや開出し、花も上向きに咲く。ショウキランとは花の色が異なる。
- 分布・生育地 :
本州(長野県) (国外:日本固有) 山地林下
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年6月6日 長野県上伊那郡 中上・全体2 2023年6月20日 岐阜県中津川市 中中・全体3 2003年6月22日 同 上 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2004年6月6日 長野県上伊那郡 左下・花 2023年6月20日 岐阜県中津川市 右下・鱗片葉 同 上
- 撮影記 :
以前から長野県南部に分布することが知られていたが、2001年に新種として発表された。
キバナノショウキランによく似ているが、花がやや開くことや横向きに咲くことなどが異なるとされ、やや標高の高い所に分布し、花期も6月と同じ地域に生える基本種より早い。
また、花弁の形はどちらいえばショウキランの方に似ている。
長野県南部の自生地に6月末に訪れたが、花の盛りは過ぎかなり痛みかけていたので、翌年は6月初めに訪れた。
翌年は花期はまずまずだったが、中には傷み始めている花もあった。
この仲間は花期が短く、きれいな色も2〜3日しか持たないようだ。
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