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- 科名・属名 : ラン科 アオチドリ属
注.APG分類では、アオチドリと同一種扱いで、学名(D. viridis)
- 特徴 :
草丈7〜12cmの多年草。
葉は3〜5個つき、葉身は長楕円形〜広披針形で長さ3〜5cm、幅1〜2cm。縁には細かな突起があり、基部は鞘になる。
花は茎頂に総状に多数つき、淡緑色。萼片と側花弁は直立して蕊柱を囲み、長さ約5mm。唇弁は先端が3浅裂し、長さ5mm以下、側裂片は中央裂片より大きい。距は球形。
- 分布・生育地 :
本州(中部) (国外:日本固有?) 高山帯の草地
- 花期 : 7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年7月25日 山梨県南アルプス 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
「草丈が低くて見つけにくい」との話が頭にあり、見逃さないよう草の根元のランの小さな唇弁の形を一つずつ確認しながら歩いた。
しかし、見つかるのはミヤマチドリやホザキイチヨウランばかりで、目的のこの花は見つからない。
もう駄目かと思い始めた頃、やっとアオチドリによく似て全体に小振りなこの花が見つけたが、小さい上に色も保護色、普通に歩いていてはとても見つけられない。
南アルプス特産でアオチドリによく似ているが、全体に小さく、唇弁の長さは5mm程度と半分程度の長さであることが異なるとされる。
ただ、APG分類ではアオチドリと区別できないとの考え方で、同一種とされている。
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