タテシナショウキラン(立科鐘馗蘭)

Yoania japonica f. lutea


タテシナショウキラン1

  • 科名・属名 : ラン科 ショウキラン属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの腐生ラン。
     ショウキランの品種で、花色が淡黄色のもの。
     2014年、ショウキランの新品種として発表された。

  • 分布・生育地 :
     本州(長野県) (国外:日本固有)
     針葉樹林下

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2014年6月25日  長野県茅野市
     中・全体2、以下全て   同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     コケの生える樹林下、岩陰や樹の根元に何本もピンクの花茎を上げた大株のショウキランが点々と生え、その中に淡黄色(黄色の濃さの度合いは色々)のショウキランも何株か見える。
     この花のことを知らなければシナノショウキランだと思ってしまうが、形態的にはショウキランと同じで、花色が違うだけらしい。
     普通、色変わりは母種の中に僅かに見られるだけのことが多いが、ここの淡黄色花は母種のピンクと同じくらいの株数があった。
     ショウキランの分布域は広いが、このような色のものは他では見つかっていない。何故ここにこれだけあるのかと不思議に思った。
     そういえば、長野県にはシナノショウキランやシロバナショウキランも見つかっている。本当に面白い地域だ。

  • 鱗片葉

    同じ科の仲間の花
タテシナショウキラン2(やや淡色)

花