ヤブミョウガラン(藪茗荷蘭)

Goodyera fumata


ヤブミョウガラン1

  • 科名・属名
  • : ラン科 シュスラン属

  • 特徴

  •  草丈50〜70cmの多年草。
     茎はほふくし、先は直立する。
     葉は広披針形で長さ20cm。4〜6葉を互生する。
     花は総状花序になって頂生し、多数の花をつけ、数個ずつ順次咲かせる。
     花冠は赤褐色、唇弁は淡黄褐色で先端は白色、花弁は長さ7〜8mm、線状倒披針形、唇弁は長さ7〜8mm、卵形で、先は尖り下方に反り返る。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(沖縄島) 常緑広葉樹林下

  • 花期
  • : 4月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年4月15日 沖縄県沖縄島
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  小雨模様で一層薄暗いやんばるの森、積み重なった石灰岩の隙間からハブが出てきそうな谷筋を慎重に下り、出迎えてくれたのがこの花だった。
     見た目はヤブミョウガそっくりの草姿。葉の中心部から50cmを越える花茎を伸ばし、何と形容したらいいのか分からない奇妙な形の小さな花をいくつか咲かせていた。
     ランの花は変わった形をしたものが多いが、これほど奇妙な花は見たことがない。言葉よりも花のアップを見たほうが納得していただけると思う。
     また、この花がシュスラン属というのも本州の感覚では信じられない。ただ、沖縄にはヒゲナガキンギンソウがあり、それと似ている。
       沖縄県のレッドデータブックでも唯一の産地と記されており、ハブを番人にしていつまでも生き残っていて欲しいと思った。

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花アップ2
ヤブミョウガラン2

花アップ1