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- 科名・属名 : ラン科 トキソウ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
根は横走し、不定芽が出る。
葉は茎の中央に1枚つき、葉身は長楕円形、長さ3〜7cm、幅4〜12mm。質はやや厚く、肉質で、基部は狭まり茎に流れる。
花は茎頂に上を向いて1個つけるが、ほとんど開かず、白に近い淡紅色〜白色。萼片は線状披針形、長さ12〜15mm。側花弁は萼片とほぼ同長で、やや幅が広い。唇弁は長楕円形、萼片や側花弁よりやや短く、先は3裂し、側裂片は小さく、中央裂片は表面に肉質突起が密生する。蕊柱は長さ約5mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(南部)、台湾) 冷温帯の日当たりのいい山地や丘陵の草地
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1987年7月5日 静岡県富士宮市 中・全体2 2009年6月27日 大分県玖珠郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 同 上 右下・葉 2016年6月28日 同 上
- 撮影記 :
トキソウの名前がついているが、トキソウに比べると花はほとんど開かず、色も白色に近く、唇弁だけが朱鷺色をしている。
他の花を目的に出かけた際見かけることが多く、上の写真も、富士山麓でセイタカスズムシソウを探している時、草地の中に咲いていた。
中は大分県の草原の草むらの中に咲いていたが、トキソウに比べ見ることは少ない。
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