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- 科名・属名 : ラン科 クモキリソウ属
注.APG分類では、学名(L. formosana)
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
コクランに似ているがそれより大きく、花数も多い。
葉は長さ5〜18cm、幅3〜9cmで厚く光沢がある。
花は数が多いだけでなく、花茎に稜があり目立つ。暗紫紅色の花被片も大きく、唇弁は円頭、の基部にある一対の突起は円形で鈍頭。
- 分布・生育地 :
九州(南部)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、インドシナ)常緑広葉樹林下
- 花期 : 3〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1989年5月4日 鹿児島県奄美大島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序1(暗紫紅色) 1989年5月3日 同 上 中下・花序2(緑花) 2004年3月27日 沖縄県西表島 左下・花 2017年4月8日 沖縄県石垣島 右上・葉1 2004年4月11日 同 上 右下・葉2 2018年3月11日 鹿児島県奄美大島
- 撮影記 :
九州南部には稀と言うことであるが、南西諸島では樹林下に普通のランである。ツヤのある大きな葉は花のない時期でもよく目立つ。
ここでは別種の考え方をとったが、伊豆諸島に分布しているシマササバランも同一種という考え方もあり、実際に現地で見ると同一種の扱いでいいのかなと思う。
奄美大島ではGWに咲き始めであったが、八重山あたりでは3〜4月に咲いている。
中には花が黄緑色のタイプもある(中下の写真、キバナコクランとは違うと思うが?)。
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