ヒメウラシマソウ(姫浦島草)

Arisaema kiushianum


ヒメウラシマソウ

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     球茎はほぼ球茎で、子球がつく。
     葉は1個で、鳥足状に7〜13個の小葉からなる。小葉は狭卵形〜卵形で、頂小葉は10〜20cm、幅2〜5cm。
     花は葉の基部から短い花柄を出し、葉よりも下につく。仏炎苞は濃紫色で白条があり、内面にはT字形の白紋がある。付属体は糸状に長く、15〜20cmで、仏炎苞の外に飛び出る。

  • 分布・生育地

  •  本州(山口県)〜九州 
    低山地の暗い林下

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年5月23日 山口県周南市
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  明るい林縁から薄暗い林下に入ると、一瞬何も見えなくなった。しばらくして目が慣れてくると、葉影にニョキニョキとこの花が見えてきた。
     暗紫色の仏炎苞に白条が目立つ綺麗?な花だ。ウラシマ3兄弟?(ウラシマソウナンゴクウラシマソウ)の中では、もっとも美人(美男子?)かもしれない。
     仏炎苞の舷部の内側にT字状の白斑があるのが特徴で、一番下の写真でもその一部が覗いている。

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花アップ1

花アップ2