コウライテンナンショウ(高麗天南星)

Arisaema japonicum var. atropurpureum


コウライテンナンショウ1

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     葉は2個で、7〜17個の小葉からなる。葉は狭卵形〜広楕円形まで変異が多く、縁も全縁から鋸歯のあるものまでいろいろ。
     仏炎苞は葉より高い位置につき、緑色で舷部から筒部にかけて数本の白条が目立つ。
     付属体は円柱状で太さは色々ある。
     広義のマムシグサに含む考え方もある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(近畿地方以北) 林下

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年6月13日 長野県上高地
     下 1997年6月14日 北海道江別市

  • 撮影記

  •  広義のマムシグサに含むとする考え方もある花で、中部地方より北に分布する仲間である。
     北海道にはテンナンショウの仲間が少ないが、ほとんどがこの花とヒロハテンナンショウである。
     どちらも白緑色の仏炎苞を持ちよく似ているが、この花は仏炎苞が葉の上に突き出るのが特徴である。

    同じ科の仲間の花
コウライテンナンショウ2