タヌキアヤメ(狸菖蒲)

Philydrum lanuginosum


タヌキアヤメ1

  • 科名・属名 :
     タヌキアヤメ科 タヌキアヤメ属

  • 特徴 :
     草丈50〜100cmの多年草。
     葉は束になってつき、剣状線形で長さ30〜70cm、基部は袴状になり茎を抱く。
     花は穂状花序になり、白い綿毛をかぶり、苞の腋に1〜2個つく。苞は披針形で白い綿毛が多い。
     花被片は黄色の花弁状で4個、2個の外片は卵形で上下につき、2個の内片は小さく、左右につく。
     果実(刮ハ)は長楕円形で長さ約10mm、白色の毛があり、宿存する外花被片に被われる。

  • 分布・生育地 :
     九州〜沖縄 (国外:中国〜マレーシア、インド、オーストラリア)
     水湿地

  • 花期 :  7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2004年7月11日  沖縄県西表島
     中    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花    同  上
     下右・果実 2015年10月5日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     日本では1属1種の花で、九州から沖縄にかけて点々と産地が知られ、長崎県福江島の産地は天然記念物に指定されている。
     西表島にもあると聞いたが、午後には花が閉じてしまうとのこと。朝、急いで現地に向かった。
     写真では見ていたが、実際に目にすると何とも変わった花である。
     タヌキアヤメの和名の由来は、花序に生える褐色の毛をタヌキ(狸)にm、葉がアヤメ(菖蒲)に似ていることで付けられたそうだ。
     しかし、タヌキの名のつく植物は、タヌキノショクダイにしても、タヌキマメにしても変わった花が多い。

  • 果実

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タヌキアヤメ2

花