|
- 科名・属名 :
ツユクサ科 ヤンバルミョウガ属 注.APG分類では、学名(Amischotolype hispida)
- 特徴 :
草丈50〜60cmの多年草。
茎は直立し径7〜10mmとやや太く、下部は倒伏し、節部から根を下ろす。
葉は長楕円状倒披心形で長さ15〜20cm、幅4〜6cm。葉柄の縁には葉の鞘口部とともに淡褐色の開出毛がある。
花は葉腋に密集し、径1〜2cmの頭状花序となる。花弁は倒披心状長楕円形で白色〜淡黄緑色。
果実(刮ハ)は卵円形で長さ約6mm。先端は凹み、長く粗い毛がある。
- 分布・生育地 :
奄美大島〜沖縄 (国外:中国(南部)、台湾) 林下
- 花期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年10月10日 沖縄県西表島 中上・全体2 2007年10月29日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2006年10月10日 同 上 中下・花2 2015年10月7日 沖縄県国頭郡 左下・果実 2018年1月15日 同 上 下右・葉 同 上
- 撮影記:
ミズビワソウの花を探して歩き回っていた原生林下、「あった」の声に喜び勇んで近づくと、ミズビワソウではなくもっと小さいこの花だった。
本来の花期は夏のはず、こんな時期にまだきれいに咲いていてくれた花に感謝しながら撮影した。
全体の姿はコヤブミョウガに感じは似ているが、花が葉腋につくところは、茎頂に花をつけるコヤブミョウガとは異なる。
それにしても沖縄の花の花期あてにならない。その後10月末でも多くの花を見かけた。
同じ科の仲間の花
|