ヒメドコロ(姫野老)Dioscorea tenuipes |
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つる性の多年草。 根茎は肥大して食用になる。 葉は互生し、三角状披針形で、長さ5〜12cm、幅3〜6cm。先は細く尖り、基部は心形で耳形にやや張り出す。 雌雄異株で、雄花序も雌花序も垂れ下がり、小さな花を多数つける。花被片は淡緑色で平開する。 刮ハは横広の楕円形で3個の翼があり、幅18〜20mm。 本州(関東地方以西)〜沖縄 山野 1996年7月27日 東京都伊豆七島 下・雌花序 1996年6月29日 静岡県伊豆半島 オニドコロによく似ているが、葉が三角形で先が細く尖ること、雄花序も雌花序も垂れ下がることで区別できる。 根茎は肥大し苦味がないので食べられるようで、別名エドドコロというのは、昔この芋が京都で江戸産といわれていたことが由来であるようだ。 ただ、普通山野から掘り取る芋は、ヤマノイモが多い。 同じ科の仲間の花 |